Nippon Idol Token(NIDT)とは? IEOによる買い方と注目される理由を紹介

Nippon Idol Token(NIDT)は、暗号資産を通じてアイドルグループの運営を行う資金を調達するプロジェクトだ。2023年3月29日より、DMM Bitcoinとcoinbookの2つの取引所によりIEOが実施される。
ファンとアイドルの新しい関係性の構築とこれまでにない新たな形のアイドル運営をすることから注目されており、高い将来性が期待されている。本記事では、NIDTが注目される理由と将来性について解説し、IEOによる買い方についても紹介する。
Nippon Idol Token(NIDT)とは?
名称 | Nippon Idol Token |
ティッカーシンボル | NIDT |
総発行枚数 | 1,000,000,000枚 |
IEO販売総数 | 300,000,000枚(30%) |
IEO販売価格 | 5円/NIDT |
公式ホームページ | https://nidt.network/ |
公式Twitter | https://twitter.com/OVERSE_JP |
公式ホワイトペーパー | https://overse.co.jp/ir/ |
Nippon Idol Token(NIDT)は株式会社オーバースがERC20規格で発行する暗号資産である。3月に実施予定のIEOにより資金調達を行い、調達された資金はアイドルの組成と育成に使用される。
総発行枚数は10億枚であり、IEOの販売総数は3億枚と30%を占める。加えて、今回のIEOはDMM Bitcoinとcoinbookの2社で行われることから、それぞれの割り当てが50%となっており、1つの取引所において1.5億枚(15%)のNIDTが販売されることになる。
Nippon Idol Token(NIDT)が注目される理由
NIDTが注目される理由は3つある。
- ファンがアイドルを直接支援できる
- 購入者にメリットが大きいユーティリティトークン
- 前例となるIEOの値上がり
ファンがアイドルを直接支援できる
NIDTはアイドルファンや投資家を中心に資金調達を行う。従来のアイドル運営の資金調達は、広告代理店などに依存していたことから、出資者の意向に従わざるを得なかった。ファンの求めるプロデュースと出資者の意向が相反するものであれば、出資者の意向を優先せざるを得ず、アイドルファンの意向と運営の方針が乖離することが現状の資金調達の問題点といえる。
暗号資産による資金調達はファンがアイドルを直接支援できる仕組みであるため、ファンが出資者になることから運営会社のオーバースはファンの目線に立った運営がしやすくなる。ファンとアイドルはもちろん、運営との距離も近くなり、新たな関係を築くことが期待される。
購入者にメリットが大きいユーティリティトークン
NIDTは購入によって支援者はさまざまなメリットが得られるユーティリティトークンの性質を持つ。具体的には以下のようなユーティリティ性を付与することを予定している。
- アイドル活動の運営の一部における意思決定(投票権)
- アバターやNFT等のデジタルグッズの購入
- 物販等の購入
- コンサートやイベント等のチケットの購入
- コンサートやイベント等におけるメンバーへの投げ銭
加えてNIDTの保有量や保有期間によって、保有者ランクを設け、ランクに応じた優遇措置を受けることが可能だ。さらに、暗号資産取引所がステーキングサービスを提供している場合は、ステーキングへの参加でステーキング報酬を受け取れる。ファンはもちろん、保有によって資産の増加を期待する投資家にも魅力的な暗号資産となっている。
前例となるIEOの値上がり
NIDTは国内のIEOとしては4例目となり、Coincheck(コインチェック)における国内初のIEOであるパレットトークンの価格がIEO販売価格から20倍以上まで上昇したことから、IEOは多くの暗号資産投資家から注目の対象となっている。直近に実施された3例目のフィナンシェトークンも上場後に7倍の価格まで値上がりしたことから、NIDTも正式に上場した際に高い上昇が期待される。
Nippon Idol Token(NIDT)の将来性
NIDTの将来性に関するポイントは以下の3点が挙げられる。
- メタバース展開を予定している
- 秋元康氏が関わるプロジェクト
- 海外進出を目指している
メタバース展開を予定している

NIDTは従来のアイドル活動も継続していくが、新しいメタバース領域での活動も予定している。従来の対面型のライブやイベントだけでなく、メタバース上のコンサート会場や、スタジオなど活動領域を拡大する。将来的に訪れるWeb3.0の時代に対応したアイドル活動を実施する方針だ。
秋元康氏が関わるプロジェクト
NIDTの総合プロデューサーはAKB48などの人気アイドルグループのプロデュースを行った日本を代表する作詞家である秋元康氏が務める。加えて同グループの運営に関わった一部の幹部スタッフも継続してNIDTに関わるとされている。すでにアイドル運営において豊富な実績を持つプロデューサーが運営に関わることから高い将来性が期待できるだろう。
海外進出を目指している
アイドルプロジェクトの将来性を語る上で日本市場のみをターゲットにすると少子高齢化などの影響で獲得できるファンが減少することを予測することは想像に難くない。NIDTは将来を見据えて海外のファンを獲得し、全世界のファンが参加できる仕組みを作ることを約束している。そして、海外進出に必要な技術がメタバースであり、世界中のアイドルファンが現地に赴くことができなくてもメタバースを通してイベントなどに参加することが可能だ。
Nippon Idol Token(NIDT)の買い方
NIDTはIEOによる先行購入が可能であり、一定期間を過ぎるとIEO実施した取引所に上場して通常の購入が可能になる。IEOスケジュールは以下の通りだ。
日付 | 時間 | 内容 |
3月29日(水) | 午後7時00分 | 購入申込開始 |
4月19日(水) | 午前11時59分 | 購入申込終了 |
4月20日(木) | - | 抽選 |
4月24日(月) | - | NIDT受渡 |
4月26日(水) | 午後7時00分 | NIDT取扱開始 |
IEOによる買い方
IEOへの参加はDMM Bitcoinとcoinbookから可能であり、それぞれの取引所の口座開設が必要になる。ただし、申し込みが一定数を超えると抽選になるため、購入申し込みをしても必ずしも希望に基づいた口数が購入できるわけではない。少しでも当選確率を上げるなら、IEOのためにDMM Bitcoinとcoinbookの両方の口座を開設して申し込むことを推奨する。
上場後の買い方
4月26日より正式にNIDTが各取引所で取り扱われる。上場後も2つの取引所で購入可能だ。どちらの購入方法でも現状はDMM Bitcoinとcoinbookのいずれかの取引所の口座開設が必要だ。ただし、NIDTは今後、他の取引所でも取り扱いが開始される可能性はある。
Nippon Idol Token(NIDT)のIEOへの参加には特定の取引所の口座開設が必要
Nippon Idol Token(NIDT)のIEOへの参加にはDMM Bitcoinとcoinbookのいずれかの取引所の口座開設が必要だ。特にDMM Bitcoinは口座開設により、現金2,000円が即時にプレゼントするキャンペーンが開催されているので口座開設のメリットは大きい。
これまでの事例から、上場直後の価格はIEOによる販売価格を上回ることも多いことから利益が期待される反面、価格変動も激しく暴落のリスクもあるので、リスクを理解した上でIEOに参加することを推奨する。
(画像:Shutterstock)