ビットコイン、株との相関弱まる──デジタル資産の存在感強める【 レビュー】

ビットコイン、株との相関弱まる──デジタル資産の存在感強める【 レビュー】

機関投資家や一部の企業は、この半年でビットコイン(BTC)の価格を大幅に押し上げただけではなく、株式との相関関係を弱めさせているようだ。

ビットコインとゴールド、ビットコインと株価(S&P500)との90日相関は第1四半期、より典型的レンジの0.0〜0.2に戻った。伝統的資産に対する価値提案がより明確になっている結果である可能性が高いと米CoinDeskのリサーチアナリストは第1四半期レビューで指摘した。

簡単に言うと、米電気自動車大手テスラのような上場企業によるビットコイン投資は、ビットコインが企業資産あるいは金(ゴールド)に代わるデジタル資産になり得るという、市場で長く語られている考え方を裏付けた。

伝統的市場に対するビットコインのユースケースや価値提案はより明確になり、株式やゴールドとの緩やかな相関は弱まったと言えるのではないだろうか。

ビットコインとS&P500の相関は、2020年の大半を通して高い水準にあった。これは多くの投資家が、ビットコインを株式のようなリスク資産と考えていたことを示している。当時、安全資産と言われるゴールドも株式と同じように推移していた。

ビットコインと、米ドル(赤)、ゴールド(黄)、S&P500(青)の相関
出典:CoinDesk Research

ビットコインはもはや、株式やゴールドとそれほどの相関を持っていないが、米ドルとの逆の相関は依然として残る。つまり、ユーロ、円、英ポンドなどに対する米ドルの上昇は、ビットコインの上昇を減速させる可能性がある。

主要法定通貨に対するドルの価値を示すドルインデックスは3月31日、4カ月ぶりの高水準の93.44を記録した。アナリストらは先日、米ドルは2021年、世界経済が新型コロナウイルスによる景気後退から回復するなか、下落する可能性が高いとフォーブスに語っている。

|翻訳:山口晶子
|編集:増田隆幸、佐藤茂
|画像:CoinDesk
|原文:Bitcoin Decoupled From Stocks in Q1 as Institutional Demand Strengthened: CoinDesk Research

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