ペイパル、暗号資産サービスを送金アプリの『Venmo』で開始

暗号資産の取引サービスを開始している米決済大手のペイパルは20日、同サービスを米国で広く利用されている送金アプリの「Venmo(ベンモ)」でもスタートさせると発表した。

全米で7000万人を超えるベンモのユーザーは、暗号資産の購入・売却・取引を1ドルから行うことができる。現在、ペイパルのアプリで取り扱われている暗号資産の種類は、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)に限定されている。

ベンモにおける暗号資産の取引サービスは20日から始まり、今後数週間で全てのユーザーが利用できるようになる。ペイパルは暗号資産企業のPaxosと連携して、暗号資産の取引サービスを開発してきた。

ペイパルは昨年11月に、米国ユーザーを対象に特定の暗号資産の取引サービスを開始し、今年3月には暗号資産による支払い決済をスタートさせた。

|編集:佐藤茂
|トップ画像:Shutterstock
|原文:PayPal Expands Crypto Offerings to Its Venmo Payments App