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ゴールドマン・サックスも自社仮想通貨に関心。CEO「全金融機関が注目している」

Brady Dale
公開日:2019年 7月 2日 09:03
更新日:2019年 7月 2日 09:03

米金融大手ゴールドマン・サックスCEO、デービッド・ソロモン(David Solomon)氏は、同社が仮想通貨がもたらす金融のディスラプション(創造的破壊)に参加する可能性に言及した。

仏経済紙レゼコー(Les Echos)が6月28日(現時間)に掲載したインタビュー記事の中で、ソロモン氏は、ゴールドマンサックスが米金融大手JPモルガン・チェース(JPMorgan Chas)の後を追い、自社の仮想通貨を発行する可能性が「間違いなく」存在すると述べている。また、ゴールドマン・サックスは現在、資産のトークナイゼーション(トークン化)やステーブルコインを「幅広く研究している」とも語った。

同氏は以下のように続けた。

「世界中の全ての大手金融機関が、トークナイゼーション、ステーブルコイン、フリクションレス決済などが秘める可能性に注目していると思った方がよいです」

同氏は、ゴールドマン・サックスがフェイスブック(Facebook)の仮想通貨プロジェクト「リブラ(Libra)」に関与している可能性についてコメントすることを拒否した。しかし、「その原理は興味深いと感じています」と語った。トークナイゼーションやステーブルコインが「決済システムの向かう方向です」とも述べている。

最終的にどのプラットフォームが勝利を収めるのか断言するにはまだ時期尚早だと同氏は考えている。

同氏は仮想通貨の規制を指して、変化は「間違いなく」やってくると示唆した。

「世界中の規制当局が今何が起きているのかに注目していると思います。規制当局は、それがどのように機能するのだろうかと考えを巡らせ、決済フローを非常に注視しています」

JPモルガンは今年1月に仮想通貨は、(理想郷の反対を意味する)ディストピア経済でのみ価値を持つだろうと語ったが、その1カ月後に独自の仮想通貨「JPMコイン(JPM Coin)」の開発に取り組んでいることを発表した。

JPMコインは、同社がEthLabと提携して開発した、イーサリアムベースのプライベートブロックチェーン「クォーラム(Quorum)」上で最初のうちは運用される予定で、卸売決済事業の顧客間トランザクションをほぼリアルタイムで決済するために使用される。同社は、年内にJPMコインを法人顧客に対して試験的に提供すると6月25日に発表した

翻訳:町田優太
編集:浦上早苗
写真:Goldman Sachs Tower image via Shutterstock
原文:Goldman Sachs CEO Hints Bank Might Launch ‘JPM Coin’-Like Crypto