Astarにコインベースが出資、日本発のパブリックチェーン

暗号資産(仮想通貨)取引サービス米国最大手のコインベースが、日本発のパブリックチェーン「Astar Network(アスターネットワーク)」に出資した。Astar Networkは、渡辺創太氏がCEOを務めるStake Technologies(ステイクテクノロジーズ)が開発している。コインベースが3月7日に発表した。

ベンチャー投資を手掛けるコインベースベンチャーズ(Coinbase Ventures)を通じて出資する。Astar Networkはすでに、バイナンスやフォビ、ポリチェーンなどから投資を受けている。また、個人として、サッカー選手の本田圭佑氏も参画している。今回はフォローアップラウンドにあたる。

ステイクテクノロジーズには1月、暗号資産取引所を手掛けるコインチェックが出資を発表。Web3.0の創造を後押しするスタートアップ企業を支援するプログラム「Coincheck Labs」の第1号に採択された。

Astar Networkは、Web3.0の基盤を目指し、異なるブロックチェーンの相互接続をするPolkadotエコシステムの接続先に選ばれている。1月17日にメインネットを立ち上げた。

ネイティブトークンは「ASTR(アスター)」。フォビグローバルやKrakenに上場している。

|取材・テキスト:菊池友信
|編集:佐藤茂
|トップ画像:コインベースの発表文より