セレブが買い集めたNFT、現在の価値は?通貨と国家を切り離すビットコイン【日曜日に読みたい厳選10本】

弱気相場が続き、NFTをめぐる盛り上がりも下火となる中、セレブリティたちが買ったNFTは今、どれほどの価値があるのか見てみよう──この1週間に公開されたコラムやインタビューから、日曜日に読みたい10本を厳選。

セレブが買い集めた高額NFT:現在の価格は?

2021年4月、パリス・ヒルトンが初のNFT(非代替性トークン)をリリースし、NFTに「心のそこからすっかり夢中」と語った。パリス・ヒルトンは2016年には暗号資産(仮想通貨)投資を始めていたと語っているが、2021年のブームの時に「飛びついた」有名人の1人として注目を集めた。

しかし、時代は移り変わった。…続きを読む

ビットコイン:通貨と国家を切り離す

人類の歴史の中で初めて、お金を国家からキッパリと切り離すテクノロジーが誕生した。通貨と国家の分離は、私たちの価値についての考え方や、金融に関して私たちが政府に期待する役割を変容させようとしており、政教分離以来、最大級の文化・政治的転換となるかもしれない。

ビットコインは、中央集権的権力の気まぐれで発行することはできない。つまり、政府が好き勝手に出費する力を奪うのだ。…続きを読む

インフレの悪い知らせを受けて暗号資産が値上がりした理由

資産市場にとって10月13日は、最近記憶に残る中でも、とりわけ奇妙な1日となった。広範な急落を引き起こし、当然のインフレに関する暗いニュースにも関わらず、株式、債券、ビットコイン(BTC)が軒並み横ばい、あるいは値上がりしたのだ。

市場のあまりに人間らしい奇妙さ、そしてその奇妙さを単純化されたナラティブで説明したくなる気持ちやそのリスクを考えるのには、ぴったりの時であろう。…続きを読む

ビットコインと株価の相関関係:よくある誤解を解く

「ビットコインは相関関係を持っている!」

こんなセリフを、会話の中でよく耳にする。本当は「代替」資産などではなく、広範な経済とは関係無いなどというのはたわ言で、根拠のない希望に過ぎないというような、否定的な意味で使われるのだ。…続きを読む

イーサリアム取引を元に戻す:スタンフォード研究員が提案──メリットと落とし穴

ぼんやりとしていて、暗号資産(仮想通貨)フィッシング詐欺の被害にあってしまい、10イーサ(ETH)を盗まれたと想像して欲しい。暗号資産取引は確定されてしまい、何も手を打つことはできないと思うだろう?

そうではなくなるかもしれない。…続きを読む

イーサリアムキラーはいまやゾンビ

ブロックチェーンの分野で開発をしていて度々直面する難題の1つは、どのブロックチェーンが自分の時間と労力に値するかを見極めることだ。

ビットコインは「元祖」だが、複雑なスマートコントラクトやプログラム可能なエコシステムには対応しない。そうなると大半の開発者たちは、他を探すことになるが、オプションは数多くある。…続きを読む

セルシウスから報酬を受け取った人気インフルエンサーに批判殺到

ビットコイン(BTC)とイーサ(ETH)に特化した人気星占い師マレン・アルトマン(Maren Altman)氏が、ツイッター界で突如人気を失っている。

最近浮上した裁判関係書類によって、暗号資産レンディングを手がけるセルシウス・ネットワーク(Celsius Network)から、同社が破産申請する前に、マーケティング報酬として3万ドルを受け取っていたことが明らかになったのだ。…続きを読む

暗号資産業界で経営陣の退任が相次ぐ理由

経営陣の再編成の嵐が暗号資産(仮想通貨)の世界を襲っている。暗号資産の「大辞任の時代(Great Resignation)」と呼ぶ人もいるほどだ。

10月17日には、暗号資産取引所ジェミニ(Gemini)の共同創業者キャメロン・ウィンクルボス(Cameron Winklevoss)氏が、ジェミニ・ヨーロッパのディレクターを退任すると発表。…続きを読む

BTCマイニング機器:多くが使われずに未開封のまま

ビットコイン(BTC)のマイニングに使える何十万台もの新品のマイニング機器が、使われないまま眠っている。ビットコインをはじめとする暗号資産(仮想通貨)の価格低迷と、エネルギーコストの増大によって大きな打撃を受けた暗号資産マイニング業界の経済状態は、これを受けてさらに歪んでいる。

マイナーは昨年、十分なマイニング機器を買えずに苦労していた。メーカーは注文をさばききれなかった。…続きを読む

ウェブ3はまだ終わりではない

「ウェブ3(Web3.0)」は、メディアに登場するご意見番やテック伝道者たちが、テック発展の至高目標と考えるもののリストに新しく仲間入りした言葉だ。「新しいインターネット」やキラーアプリの可能性が、大いなる興奮と熱狂を生んだ。…続きを読む

|文・編集:coindesk JAPAN編集部
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