カルダノの開発企業IOG、ADAを証券とみなしたSECの主張を否定

カルダノ(Cardano)ブロックチェーンを開発するInput Output Global(IOG)は、ネイティブトークンであるADAを証券と見なすことができるという米国証券取引委員会(SEC)の主張を退けた。

IOGは、暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)とコインベース(Coinbase)に対して今週初めに提出された、証券としてカウントされるトークンのリストにADAを含めたSECの訴訟は「多数の事実誤認」を含むと6月9日の声明で述べている。また、この提訴はIOGの業務に何の影響も与えないとしている。

「いかなる状況においても、ADAは米国証券法上の有価証券に該当しない。決してそうではない」とIOGは述べている。「分散型ブロックチェーンがどのように動作するかを理解することは、責任ある法律を作るための基本的な要素だ」。

IOGは、強制執行による規制は、ブロックチェーン業界と消費者の両方が受けるに値する明確さや確実性を提供しないと述べている。

SECの訴訟に名を連ねたトークンが規制リスクに反応し、ADAの価格も過去24時間で3%下落した。

SECはまた、財団や企業が発行したトークンや、ポリゴン(MATIC)、サンドボックス(SAND)、ファイルコイン(FIL)、アクシー・インフィニティ(AXS)、チリーズ(CHZ)、フロー(FLOW)、インターネット・コンピューター(ICP)、ニア(NEAR)、ボイジャー(VGX)、ダッシュ(DASH)、ネクソ(NEXO)などのプロトコルに関連付けられたトークンも証券と認定した。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Nikhilesh De/CoinDesk
|原文:Cardano Developer Rejects SEC Claim Its ADA Token Is a Security