セルシウスとコア・サイエンティフィック、4500万ドルで和解

暗号マイニングプロバイダーのセルシウス(Celsius)とコア・サイエンティフィック(Core Scientific)は、9月14日の裁判所提出書類によると長年の法廷闘争を解決するためにセルシウスが4500万ドル(約65億2500万円、1ドル=145円換算)を支払うことで暫定合意に達した。

この和解は、セルシウスが1400万ドル(約20億3000万円)を現金で支払い、残りを債券で支払うというもので、コアとセルシウスがそれぞれ破産を申請しているテキサス州とニューヨーク州の裁判所の承認を得る必要がある。

セルシウスの弁護士は、この和解は「コアとの長期にわたる高額な訴訟を解決するものであり、両当事者が全面的に争った場合に発生したであろう多額の費用を削減するものだ」とし、セルシオがテキサス州の85エーカー(約34万平方メートル)のマイニング施設も取得するこの取引は、「公正、公平で、慎重に交渉された解決策」だと述べた。

セルシウスは、1月にコアが費用の未払いを理由にセルシウスのマイニングリグをパワーダウンさせた後、3億1200万ドル(約452億4000万円)を請求し、コアを法廷侮辱罪に問うべきだと提訴していた。

セルシウスの債権者は、マイニング会社USビットコイン・コーポレーション(U.S. Bitcoin Corp)を含む暗号資産コンソーシアムのFahrenheit Holdingsへの売却を承認するかどうかについて投票を行っている。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:米ワシントン州にあるマイニング施設。(Eliza Gkritsi/CoinDesk)
|原文:Celsius, Core Scientific Resolve Acrimonious Mining Dispute With $45M Deal