ブロックチェーン分析会社のチェイナリシス、従業員の15%をレイオフ

ブロックチェーン分析会社のチェイナリシス(Chainalyis)は従業員の15%を削減したと10月3日に発表した。

ニューヨークに本拠を置く同社による人員削減は過去12カ月間で2回目で、2月には従業員の5%を解雇していた。 リスク管理を目的とした暗号資産(仮想通貨)取引の分析と追跡を専門とするチェイナリシスは、従業員数900人と言われている。

「チェイナリシスは、常にトップクラスの業績を誇るソフトウェア企業として、長期的な成功に向けて良好なポジションを維持しているが、効率的な成長に非常に重点を置いており、市場の状況により、現時点では経費を削減する必要があると考えている。当社は、政府機関、金融機関、暗号資産ビジネスにおけるブロックチェーンの信頼構築という使命に引き続き全力を尽くす」と同社は声明で述べている。

今回のレイオフは、コインベース(Coinbase)やロビンフッド(Robinhood)といった暗号資産関連企業による一連の人員削減で最新のものだ。暗号資産業界は、一連の倒産や人員削減を引き起こした「暗号資産の冬」の影響を今も受けている。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:チェイナリシスの共同設立者、ジョナサン・レヴィン氏(Danny Nelson/CoinDesk archives)
|原文:Blockchain Analytics Firm Chainalysis Cuts 15% of Staff