米SEC、暗号資産の法務アドバイザーを募集。年棒は最大2660万円

米証券取引委員会(SEC)が暗号資産人材を強化する。

政府専門の人材募集ポータルによると、SECのトレーディング・マーケット部は、デジタル資産や暗号資産に対応する総合的な計画を策定するため、新たに法務専門の人材を採用する。

新規ポジションは、連邦証券法の知識をデジタル証券や暗号資産に適用し、ブローカー・ディーラーや取引所、クリアリング機関、上場商品の申請、販売、取引方法などに対する取り組みに関わっていくという。

また、SECのフィンテック・ワーキング・グループにおける同部署の代表として、金融安定監督評議会(FSOC)のデジタル資産・ワーキング・グループとの連絡係としての役割を担う。また、国際的な規制当局や市場参加者との連絡をとるポイントパーソンとしての任務も課せられる。

応募資格は、法学博士( J.D. 専門職)または法学学士を取得していて、連邦弁護士協会(FBA)に所属していること。また、最低4年の弁護士経験を有し、特に米1934年証券取引所法に精通し、証券業界における法務の経験を持っていることとしている。

新規ポジションは2年間のトライアル期間が設けられており、年間報酬は14万4850ドル〜23万8787ドル(約1610万円〜2660万円)だという。

翻訳・抜粋:CoinDesk Japan編集部
編集:佐藤茂、浦上早苗
写真:SEC image via Shutterstock 
原文:The SEC Wants to Hire a ‘Crypto Securities’ Advisor