Image courtesy of Ledger

ライトニングラボ、ビットコイン・メインネット向けデスクトップ・アプリ発表

Brady Dale
公開日:2019年 4月 26日 19:27
更新日:2019年 5月 1日 22:53

期待のスケーリング技術「ライトニング」を開発しているビットコイン大手、ライトニングラボ(Lightning Labs)はビットコイン・ブロックチェーンで動作する最初のデスクトップ・アプリを発表した。

これまで、デスクトップ・アプリはビットコイン・テストネットで動作していた ── ダミーのビットコインを使ってテストしていたと推定される ── が、アプリはビットコイン・メインネットで初めて動作することになる。つまり、ユーザーはアプリを使って本物のお金をやりとりできる。特にこのアプリは「ノンカストディアル」、すなわち管理者が存在せず、ユーザーは自分のビットコインを自分で管理できる。

ライトニングラボの開発者、タンクレート・ハーゼ(Tankred Hase)氏とバレンタイン・ウォレス(Valentine Wallace)氏は新しいアプリについて、ブログに次のように記した。

「今回のリリースを推進したことは、ビットコインが拠って立つ原則、すなわちプライバシー、セキュリティー、自己決定を拡張することへの完璧なコミットメント。そのために我々は管理型ソリューション、熱心な支持者向けのガイドを超え、すべての人に優れたユーザーエクスペリエンスを提供する必要があった」

ビットコインでは現在、Bluewallet、Zap、Zeusなどのアプリが動作している。だが、もともとライトニング(主にビットコイン・ネットワークで動作するペイメントプロトコル)のクリエーターが始めたライトニングラボは、現在のところ、ビットコイン・メインネットで動作するアプリをリリースしている、おそらく最大級の企業。

アプリはMacOS、Windows、Linuxに対応している。

だが、開発者はすぐにアプリはメインネットで動作するが、まだ新しい技術を試してみたい「上級ユーザー」向けとの注意を加えた。お金を失うリスクが残っている。

一方、アプリの大きな利点は「ニュートリノ(Neutrino)」が組み込まれていること。ニュートリノは「ライトクライアント」で、取り引きが本物であることを検証するためにユーザーはビットコイン・ブロックチェーンに大きな負荷をかけないで済む。ライトクライアントは他にも存在するが、ニュートリノはよりプライバシーを守ることができる(だが、ニュートリノの欠点を指摘する開発者もいる)。

また、ライトニングラボはモバイル向けアプリの近い将来でのリリースを見据えている。

ブログは、ライトニングラボはすぐにモバイル端末に移行する計画を持っていると記した。

「今回のリリースはまた、モバイルアプリへの重要なステップでもあり、我々はパフォーマンスと安定性への投資を続けていく」とハーゼ氏とウォレス氏は記した。

「我々は、ビットコイン・メインネット用のiOSアプリ、Androidアプリの一刻も早いリリースに取り組んでいる」

翻訳:Masaru Yamazaki
編集:佐藤茂、浦上早苗
写真:Lightning strike over city image via Shutterstock
原文:Lightning Labs Launches Desktop App on Bitcoin Mainnet