モーニングスターファンドオブザイヤー2020発表、資産形成にiDeCoやNISA利用者が増加──1/30~2/5の投資ニュース

8割が「お金の知識に不安」──女性の「お金に関する意識調査

20代から50代の女性を対象にした「お金に関する意識調査」が2月1日に発表され、約8割の女性が「自身のお金の知識に不安がある」と回答し、その半数は定期預金・投資信託・積立保険など保守的な金融資産を持っていることが分かった。

調査はSHEが1,185人を対象に、2020年12月18日から12月24日までインターネットで行なった。

保有している金融資産(複数回答)は多いものから定期預金(27.1%)、投資信託(22.7%)、積立保険(15.1%)で、個別株式(11.5%)、マイホーム(4.2%)と続いた。知識に不安があるため株式投資(個別銘柄)などのリスクの高めの投資に踏み出せないということかもしれない。自由回答では、「同年代や家族に株はギャンブルと言われ理解が得られない」との声も寄せられたという。

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モーニングスターが選ぶファンド、国内株1位は2年連続「情報エレクトロニクスファンド」

モーニングスターは2月1日、2020年の運用成績が優秀なファンドを選んだ「モーニングスターアワード ファンドオブザイヤー」を発表し、国内株式型部門では2年連続で野村アセットマネジメントの「情報エレクトロニクスファンド」が1位に選ばれた。

同社のファンドオブザイヤーは今回で22回目。7部門あり、約5,500の国内ファンドから選定。オルタナティブ部門の最優秀ファンド「ダブル・ブレイン」は下落局面でも強みを発揮するなど、リターン率だけでなくリスクに備え安定した運用実績を持つファンドが高く評価された。

2020年の各部門の最優秀・優秀ファンド賞と運用会社は次の通り。

国内株式型部門(対象ファンド数:908本)

最優秀ファンド賞 

「情報エレクトロニクスファンド」/野村アセットマネジメント

優秀ファンド賞

「ザ・2020ビジョン」/コモンズ投信
「未来イノベーション成長株ファンド」/三菱UFJ国際投信

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国際株式型(グローバル)部門(対象ファンド:579本)

最優秀ファンド賞 

「ベイリー・ギフォード世界長期成長株ファンド(愛称:ロイヤル・マイル)」/三菱UFJ国際投信

優秀ファンド賞

「ロボット・テクノロジー関連株ファンド-ロボテック-」/大和アセットマネジメント
「グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)(愛称:未来の世界)」/アセットマネジメントOne
「グローバル・フィンテック株式ファンド」/日興アセットマネジメント
「次世代通信関連 世界株式戦略ファンド(愛称:THE 5G)」/三井住友トラスト・アセットマネジメント
「グローバルEV関連株ファンド(為替ヘッジなし)(愛称:EV革命)」/三井住友DSアセットマネジメント
「世界スタートアップ&イノベーション株式ファンド」/三井住友トラスト・アセットマネジメント
「ティー・ロウ・プライス 世界厳選成長株式ファンド Bコース(資産成長型・為替ヘッジなし)」/ティー・ロウ・プライス・ジャパン
「インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド(愛称:世カエル)」/インベスコ・アセット・マネジメント

国際株式型(特定地域)部門(対象ファンド:718本)

最優秀ファンド賞

「グローバルAIファンド(為替ヘッジあり)」/三井住友DSアセットマネジメント

優秀ファンド賞

「米国NASDAQオープンBコース」/野村アセットマネジメント
「三井住友・ニュー・チャイナ・ファンド」/三井住友DSアセットマネジメント
「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)」/アライアンス・バーンスタイン
「明治安田米国中小型成長株式ファンド」/明治安田アセットマネジメント
「野村 未来トレンド発見ファンドBコース(為替ヘッジなし)(愛称:先見の明)」/野村アセットマネジメント
「グローバル・プロスペクティブ・ファンド(愛称:イノベーティブ・フューチャー)」/日興アセットマネジメント
「ティー・ロウ・プライス 米国成長株式ファンド(愛称:アメリカン・ロイヤルロード)」/ティー・ロウ・プライス・ジャパン

安定資産(債権・バランス安定)型部門(対象ファンド数:1,662本)

最優秀ファンド賞

「投資のソムリエ」/アセットマネジメントOne

優秀ファンド賞

「ラッセル・インベストメント・グローバル・バランス安定型(愛称:ライフポイント安定型)」/ラッセル・インベストメント
「リスク抑制世界8資産バランスファンド(愛称:しあわせの一歩)」/アセットマネジメントOne
「シュローダー YENターゲット(1年決済型)」/シュローダー・インベストメント・マネジメント
「マンAHLスマート・レバレッジ戦略ファンド(愛称:スマレバ)」/大和アセットマネジメント

バランス(成長)型部門(対象ファンド数:897本)

最優秀ファンド賞

「ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド(愛称:クアトロ)」/ピクテ投信投資顧問

優秀ファンド賞

「世界経済インデックスファンド」/三井住友トラスト・アセットマネジメント
「人生100年時代・世界分散ファンド(3%目標受取型)」/三井住友DSアセットマネジメント

オルタナティブ部門(対象ファンド数:540本)

最優秀ファンド賞

「ダブル・ブレイン」/野村アセットマネジメント

優秀ファンド賞

「ダイワ・US-REIT・オープン(毎月決算型)Aコース(為替ヘッジあり)」/大和アセットマネジメント
「J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決済型)」/三井住友トラスト・アセットマネジメント
「アジア好利回りリート・ファンド」/三井住友DSアセットマネジメント
「パインブリッジ・グローバル・テクノロジー・インフラ・ファンド(愛称:未来インフラ)」/パインブリッジ・インベストメンツ

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ESG部門(対象ファンド数・129本)

優秀ファンド賞

「ピクテ・エコディスカバリー・アロケーション・ファンド(年2回決算型)為替ヘッジなし(愛称:エコディスカバリー)」/ピクテ投信投資顧問
「イーストスプリング新興国スタープレイヤーズ」/イーストスプリング・インベストメンツ
「ベイリー・ギフォードインパクト投資ファンド(ポジティブ・チェンジ)」/三菱UFJ国際投信
「東京海上・がんとたたかう投信(為替ヘッジなし)(年1回決済型)」/東京海上アセットマネジメント

金融庁、海外資産運用業者の日本参入手続き簡素化を検討

金融庁は2月3日、海外から人材や企業を呼び込む「国際金融センター」を目指すため、議論の状況を取りまとめた資料を公表した。現状の制度では海外の資産運用業者が日本へ参入する障壁が高いことから、手続きの簡素化や税制優遇など、政府がサポートする旨がまとめられている。

具体的には、海外の資産運用業者が日本で資産運用業を行う際には原則として「登録」が必要で、海外で実績がある場合でも手続きには一定の時間を要することから、すでに運用実績があり海外当局で認可を受けている場合は手続きの簡素化に対応する制度を設けるという。制度は2021年の通常国会に法案を提出する予定だ。

資産形成はNISA・iDeCo・確定拠出型年金の流れへ──フィデリティ1万人アンケート

フィデリティが2月4日に発表した「2020年ビジネスパーソン1万人アンケート」で、過半数が資産形成のためにNISAや企業型・個人型DC(確定拠出型年金)を含む非課税口座を利用していることが分かった。

8割が公的年金に対する不安を抱えており、老後の資産形成のために企業型・個人型DCやNISAを利用する人が増えた。特に個人型DC(iDeCo)の認知率は2019年から7.2%増加しており、制度改善で税制優遇されたことが高く評価されている。

アンケートは2020年10月5日から12日の間、全国の20代から50代までの公務員・会社員の男女1万2,001人を対象にインターネットで行われた。

SBI証券と三井住友カードが資産運用でポイントが貯まるサービスなどを6月末に開始へ

SBI証券三井住友カードは2月5日、三井住友カードが発行するクレジットカードで投資信託が買える「投信積立サービス」と、SBI証券での取引状況に応じて、SMBCグループの共通ポイントVポイントが貯まるサービスを、2021年6月30日から始めると発表した。

6月のサービス開始に先立ち、SBI証券の顧客向けに、三井住友カードの新規入会とカード利用でVポイントをプレゼントする共同キャンペーンを実施する。2月8日(月)から2021年4月30日(金)まで。

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GMOクリック証券がCFD売買代金ランキング発表【2021年1月】

GMOクリック証券は2月5日、同社の1月のCFD取引高ランキングを発表した。総合ランキングでは「日本225」が首位で、以下「米国NQ100」「原油」と続いた。バラエティCFDランキングは「米国VI」が首位、外国株CFDランキングでは「テスラ」が首位となった。3部門の首位は2020年12月のランキングと変わらなかった。

各部門のトップ10までは次の通り。

順位総合
1日本225
2米国NQ100
3原油
4米国30
5金スポット
6米国S500
7銀スポット
8大豆
9香港H
10上海A50
順位バラエティCFD
1米国VI
2米国VIブルETF
3米国VIベアETF
4中国ブル3倍ETF
5新興国ブル3倍ETF
6金ブル2倍ETF
7米国30ブル3倍ETF
8ベトナム株価指数ETF
9韓国株価指数ETF
10インドネシア株価指数ETF
※ETF(株価指数連動型)を参照原資産とする株価指数CFDが含まれる
順位外国株CFD
1テスラ
2チャイナ・モバイル
3テンセント・ホールディングス
4Amazon
5Apple
6アリババ
7ネットフリックス
8チャイナ・ロンユアン・パワー
9Facebook
10Alphabet(旧Google)

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|文:coindesk JAPAN編集部
|編集:濱田 優
|画像:Shutterstock.com