価格下落の中、BitMEXで約220億円相当のビットコインが清算

価格下落の中、BitMEXで約220億円相当のビットコインが清算

仮想通貨市場は2月26日、大きく動揺した。1億9600万ドル(約220億円)以上のロングポジションとショートポジションが大手デリバティブ取引所BitMEXで清算された。

データ分析企業Skewのデータによると、約610万ドルの買いと約1億9000万ドルの売りが行われ、合計で約1億9600万ドル(約220億円)のポジションが清算された。

協定世界時(UTC)26日14時頃から、ビットコイン価格は9000ドルを下回り始めた。1時間後、BitMEXでは年初来で最大の清算額を記録、その額は1億ドルを大きく上回った。

BitMEXでのビットコインの清算額
出典:Skew Analytics

BitMEXでの動きは、スポット市場でのビットコイン価格がCoinDesk BPIデータによると6%超の下落となった8675ドルの安値を記録したなかで起きた。

世界中でコロナウイルスへの懸念が高まり、株式市場も大きく混乱、S&P500総合500種やダウ工業株30種といった主要指数は今週、7%超えの下落となっている。

安全資産の主張に冷水

ビットコインの最近の値動きは、株式や債券の不確実性が高まるなか、仮想通貨は安全資産として機能するという考え方に冷水を浴びせ続けた。

「ビットコインは他の資産クラスと相関関係がない。株価が下落しても、ビットコインが上昇するわけではない。ゴールド価格が上昇しても、ビットコインが毎回、同じように上昇するわけではない」とCoinistのリサーチアナリスト、ルーク・マーチン(Luke Martin)氏はツイートした。

さらに、別の人気デリバティブ取引所OKExのオプション取引では想定元本が過去最大の上昇を記録し、取引高は1500万ドルを超えた。

OKExでのビットコインのオプション取引高
出典:Skew

想定元本はデリバティブ市場における原資産の価値。ポジションの合計価値でもある。

価格が下落傾向の時に多くの想定元本が積み上がると、一般的には弱気相場のサインとなる。

今は8773ドル付近の200日移動平均線に注目する必要がある。ここを下回ると、今後数週間で大きな下落となるかもしれない。

翻訳:CoinDesk Japan編集部
編集:増田隆幸
写真:Skew Analytics
原文:Over $190 Million Bitcoin Liquidated on BitMEX Amid Crypto Market Sell-Off

(編集部より:本文冒頭の記載に誤りがありました。お詫びして訂正いたします)

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