金融庁・コインベース・ソラミツが激論:デジタル金融はこう変わる!【Consensus: Distributed日本特番・5月15日放映決定】

2020年5月11日から15日(米東部時間)の5日間にかけて、米CoinDeskが世界最大級のブロックチェーン・デジタル資産イベント「Consensus: Distributed(コンセンサス・ディストリビューテッド)」をバーチャルカンファレンスにて開催。CoinDesk Japanが特別番組「新型コロナ危機以後の金融デジタル化とブロックチェーン技術の影響を考える」をプロデュースする。視聴登録は無料。特番は英語(邦訳なし)での提供となる。

ポスト・コロナ時代「デジタル通貨はこう変わる!」

新型コロナウイルスのパンデミックは、世界で少なくとも28万人以上の人の命を奪い、人と経済の活動をストップさせた。経済への影響は史上最悪と言われる一方で、企業・国・社会はポスト・コロナに向けたデジタル化の動きを強めている。

デジタル金融は、次世代の経済システムの中で、その新たな役割を果たしていくことになるだろう。特にデジタル通貨において、主要先進国政府は中央銀行デジタル通貨(CBDC)の研究を進め、巨大なテクノロジー企業や銀行は独自デジタル通貨の開発を検討している。

デジタル・トランスフォーメーション(DX)の波が高まる今、デジタル経済基盤のフロントランナー<作り手>たちは、近未来の世界で流れるデジタル通貨をどう描いているのだろうか?金融のデジタル化で、世界はどう変わっていくのか?

バーチャルカンファレンス「Consensus: Distributed」に金融のデジタル化を牽引するフロントランナーが出演する。

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高梨 佑太氏(金融庁 総合政策局課長補佐)

現在、金融庁国際室にて金融技術革新等に関する国際交渉に従事。特に、分散金融技術やグローバルなステーブルコイン等の議論を担当。また、2017年から1年間シリコンバレーにてブロックチェーン技術開発状況や関連スタートアップ等に関する調査活動に従事した後、2018年から1年間はジョージタウン大学のBlockchain Technology and Ecosystem Design Research Centerにてシニアフェローとして分散金融システムに対する規制やガバナンスに関する研究活動を主導。

北澤 直 氏(Coinbase日本法人 代表取締役)

慶応義塾大学法学部卒業。ペンシルバニア大学大学院修了(LL.M)モルガン・スタンレー証券に投資銀行員として6年間在籍し、不動産部門の成長に貢献。それ以前は弁護士として6年間、日本とNYにて金融・不動産関連の法律業務を手がける。2014年株式会社お金のデザインの立ち上げにCOOとして参画。ロボアドバイザー「THEO」のローンチとビジネス拡大に携わる。その後、2018年より米国最大手の仮想通貨取引所Coinbaseに参画。現在日本代表として、日本市場の立ち上げに従事。弁護士(日本法(第一東京弁護士会)NY州法)。一般社団法人Fintech協会理事。著書に「誰がFinTechを制するのか」(単著)(KADOKAWA)、「ロボアドバイザーの資産運用革命」(共著)(きんざい)など。

武宮 誠 氏(ソラミツ 代表取締役・最高経営責任者)

ソラミツの共同創設者であり、代表取締役・最高経営責任者を務める。カリフォルニア州立工科大学サンルイス・オビスポ校コンピューター・サイエンスで修士号を取得。20以上の査読付き論文を執筆し積極的に研究に従事し、現在は東京大学で博士号取得を目指している。ソラミツではエンジニアとしてHyperledger Iroha、カンボジア中央銀行の決済システム、地方分権型のデジタル預金システム「D3 Ledger」などの開発をリードする。ソラという分散型経済圏にも貢献している。

佐藤 茂 氏(CoinDesk Japan編集長)

ブルームバーグ(Bloomberg)、ダウ・ジョーンズ(Dow Jones & Co.)で約15年間、金融、M&A、IPO、スタートアップ、エネルギーを中心に取材、執筆。2016年、米Business Insider日本版の創設メンバー・Managing Editor(副編集長)として参画。現在は、CoinDesk Japan編集長を務める。今回のセッション「新型コロナ危機以後の金融デジタル化とブロックチェーン技術の影響を考える」ではモデレーターとして議論を取り仕切る。

「Consensus: Distributed」とは?

米CoinDeskが主催する「Consensus」は、毎年ニューヨークで開催されているブロックチェーン・デジタル資産をテーマにした世界最大級のカンファレンスだ。

これまで同領域をリードする企業トップや開発者が集まり、さまざまなテーマで議論やプレゼンテーション、ワークショップ、ネットワーキングが行われてきた。6回目となる2020年は、新型コロナ感染症拡大の影響で初のオンラインでの開催となる。セッションは英語での提供となり、視聴登録は無料。

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【タイトル】Finance and Blockchain After the Covid-19 Crisis – Perspectives From Japanese Experts(新型コロナ危機以後の金融デジタル化とブロックチェーン技術の影響を考える)

【日時】2020年5月15日(金)深夜0:00〜1:00(日本時間)

【場所】オンライン(事前登録制)

【URL】https://www.coindesk.com/events/consensus-2020

【参加申込】上記WEBサイトから参加登録

文・編集:佐藤茂、久保田大海
写真:N.Avenue