【12月IPO銘柄一覧】東証上場はウェルスナビなど26社、20年の上場数は93社に

ついに2020年最後の月を迎えた。12月は駆け込みなのか東証に上場する企業数は多く、その数26社。11月の5社、10月の11社と比べると多いことが分かる。2019年も12月は22社と多かった。1年全体では2020年は93社と、19年の86社を上回った(PRO MARKET除く)。12月の東証上場銘柄と、中でもフィンテック・金融関連銘柄について確認してみよう。

12月上場は医療系多め

東和ハイシステム、ファンペップやクリングルファーマなど医療系が多いことが特徴だ。一覧は次の通り(マはマザーズ、JQスタはJASDAQスタンダード)。

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上場日  企業名 銘柄コード 市場
12月15日 ビーイングホールディングス <9145> 2部/
12月15日 スタメン <4019> マ/
12月16日 ローランド <7944> 未定/
12月16日 Fast Fitness Japan <7092> マ/
12月16日 バルミューダ <6612> マ/
12月17日 オーケーエム <6229> 2部/
12月17日 リベルタ <4935> JQスタ/
12月17日 かっこ <4166> マ/
12月17日 プレイド <4165> マ/
12月17日 ビートレンド <4020> マ/
12月18日 インバウンドテック <7031> マ/
12月18日 ココペリ <4167> マ/
12月21日 いつも <7694> マ/
12月21日 ポピンズホールディングス <7358> 未定/
12月22日 ウェルスナビ <7342> マ/
12月22日 Kaizen Platform <4170> マ/
12月22日 ヤプリ <4168> マ/
12月23日 交換できるくん <7695> マ/
12月23日 ENECHANGE <4169> マ/
12月24日 東京通信 <7359> マ/
12月24日 グローバルインフォメーション <4171> JQスタ/
12月25日 SANEI <6230> 2部
12月25日 ファンペップ <4881> マ/
12月25日 東和ハイシステム <4172> JQスタ/
12月28日 クリングルファーマ <4884> マ/
12月29日 オンデック <7360> マ

このうちフィンテック銘柄とも呼べる2社、ココペリとウェルスナビについて詳細を確認してみる。

ココペリ──地域の金融機関と連携、AIの組み込みサービスも開発

ココペリ <4167> はSaaSの企業経営支援プラットフォーム「Big Advance」や、AIモジュール「FAI」などの開発・提供をしている。「Big Advance」は地方銀行など地域の金融機関と連携、金融機関の取引先である中小企業の課題を解決するための支援に寄与している。FAIは金融機関が持つデータをもとにしたAIのモジュールで、AIをAPIを介して利用できるようにしている。

・上場日 12月18日(マザーズ)
・発行済株数 724万3380(上場時、公募分含む)
・公募株数 80万6400
・売出株数 30万
・主幹事 大和証券

仮条件提示日は12月1日、ブックビルディングは12月3〜9日。公募価格決定日が12月10日、申込みは12月11〜16日。

ウェルスナビ──ロボアド最大手

ウェルスナビ <7342> はロボアドの国内最大手。ロボアドはロボットアドバイザーの略で、資産運用のためのポートフォリオ作成、発注、再投資、リバランスなどを自動でやってくれるサービス。スマホなどからいくつかの質問に答え、リスク許容度などを設定すると、運用プランが提示してもらえる。投資先はETF。

・上場日 12月22日(マザーズ)
・発行済株数 4496万7649(上場時、公募分含む)
・公募株数 250万
・売出株数 1309万4300
・主幹事 SBI証券・大和証券

仮条件提示日は12月3日、ブックビルディングは12月7〜11日。公募価格決定日が12月14日、申込みは12月15〜18日。

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文:CoinDesk Japan編集部
編集:濱田 優
画像:Shutterstock.com