バイナンス提訴でアルトコインに打撃──ビットコインも2万6000ドル割れ

米証券取引委員会(SEC)がバイナンス、ジャオCEOなどを提訴したことで、アルトコインは大きな打撃を受けた。

訴状は、バイナンスが多数の未登録証券を提供したとしており、バイナンスコイン(BNB)、ステーブルコインのバイナンスUSD(BUSD)のみならず、ソラナ(SOL)、カルダノ(ADA)、ポリゴン(MATIC)、コティ(COTI)、アルゴランド(ALGO)、アクシー・インフィニティ(AXS)、ファイルコイン(FIL)、コスモス(ATOM)、サンドボックス(SAND)、ディセントラランド(MANA)の名前も挙げられていた。

このニュースを受けて、上記の暗号資産のほとんどが5%~10%下落するなど、暗号資産市場全体が下落している。

規制の影響の可能性について、人気のプレー・ツー・アーン(プレーして稼ぐ)ゲーム「アクシー・インフィニティ(Axie Infinity)」の開発元スカイ・メイビス(Sky Mavis)のアレクサンダー・レオナルド・ラーセン(Aleksander Leonard Larsen)COOは「影響を調査中」で、「あまり変わらない。私たちはこのまま、製品を作り続けていく」と述べた。

Polygon(ポリゴン)はコメントを控え、他の暗号資産の発行元からは当記事執筆時点までにコメントは得られなかった。

SECが証券と見なした暗号資産の価格(Lyllah Ledesma/Messari)


ビットコイン(BTC)は、5%下落して2万5800ドル付近、イーサリアム(ETH)は4.5%下落して1811ドル付近となっている。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Lyllah Ledesma/Messari
|原文:Cryptocurrencies Crash After the SEC Charges Binance With Sale of Unregistered Securities