バイナンスの収益は90%が取引手数料、ビットコインのドミナンス低迷【12/3~12/9のトップニュース】

バイナンスの収益は90%が取引手数料、ビットコインのドミナンス低迷【12/3~12/9のトップニュース】

ドミナンスの低迷は、投資家の市場からの流出など、複数の動きを表しているとみなされている──今週のトップニュースをダイジェストで振り返ります。

暗号資産業界は「無残な状況」、リブランディングが必要:英議員

暗号資産業界は今、「まったく無残な状況」と英上院議員ゴッドフレイ・ジョン・ビウィッケ-コプリー(Godfrey John Bewicke-Copley)氏は11月30日、議員連盟の会合で述べた。さらに同議員は「暗号(クリプト)」という言葉を完全に「捨てる」ようにと業界にアドバイスまでした。

同議員によると、暗号資産業界は規制当局の支持を取り付ける必要があり、リブランディングが必要かもしれないという。

ブロックチェーン・サッカーゲーム、β版配信開始

スポーツエンタメ事業をデジタル展開するOneSportsは11月30日、ブロックチェーン技術を活用したサッカークラブ運営シミュレーションゲーム「Jリーグ トレーディングサッカー」(J.LEAGUE Trading Soccer)のβ版の配信を開始したと発表した。

公益社団法人「日本プロサッカーリーグ」とライセンス契約を締結しているブロックチェーン活用型のサッカークラブ運営シミュレーションゲームとしては「日本初」だという。

メタバース、総務省研究会で提示された「6つの脅威」

総務省が12月2日に開催した「Web3時代に向けたメタバース等の利活用における研究会」。通算5回目となった同研究会では、メタバースにおけるサイバーセキュリティも議題にあがった。

研究会では、VR(仮想現実)ソーシャルメタバースサービスを展開すると仮定した場合、どのような脅威があるのかなどが示された。提示された脅威の例は6つ、「なりすまし」「改ざん」「否認」「情報漏洩」「サービス拒否」「権限昇格」だ。

Redditのアバター・トークン発行数が過去最高を記録

米人気投稿サイトReddit(レディット)のアートトークン「コレクティブル・アバターズ(Collectible Avatars)」は12月3日、25万5000個以上のアバターがミンティングされ、新記録を更新した。Dune Analyticsのデータで明らかになった。

これまでの記録は、コレクションが公開されてからほぼ1カ月後の8月に記録した20万個。コレクティブ・アバターズはポリゴン(Polygon)ブロックチェーンを基盤としている。

ジェネシスの債権者グループ、債権額は18億ドル:関係者

暗号資産(仮想通貨)の取引と融資を手がけるジェネシス(Genesis)の融資部門から資金が引き出せなくなっている顧客グループの関係者は、債権額は18億ドル(約2400億円)にのぼると述べた。

法律事務所プロスカウアー・ローズ(Proskauer Rose)が代理人を務める債権者グループは現在、9億ドルが引き出せなくなっていると同グループの関係者がCoinDeskに語った。他にも債権者がおり、同法律事務所が扱う債権は18億ドルにのぼるという。だが金額はさらに膨らみそうだ。

バイビット、スタッフの30%をレイオフ

ドバイに拠点を置く暗号資産(仮想通貨)取引所バイビット(Bybit)は「深まる弱気市場」の中で事業の再集中を図るために再び人員削減を実施すると、CEOのBen Zhou氏が12月4日、Twitterに投稿した。

レイオフはスタッフの30%に影響すると記したZhou氏の社内メッセージのスクリーンショットが同日、テレグラム(Telegram)に投稿された。バイビットは6月にもレイオフを発表している。

ビットコインのマイニング難易度、2021年7月以来の下落率──暗号資産の冬で収益性低下

ビットコイン(BTC)のマイニング難易度は12月5日、7.32%下落し、弱気相場が利益を食いつぶすなかでマイナーはマイニング機器の電源を落としている。

マイニングプールBTC.comのデータによると、今回の大きな下落率は、中国が暗号資産マイニングを禁止し、多くのマイナーが操業停止に追い込まれた2021年7月以来。当時、中国は世界最大のビットコインマイニング拠点だった。

Crypto.comの暗号資産CRO、コカ・コーラとのサッカーW杯記念NFT発行で上昇

暗号資産(仮想通貨)取引所Crypto.comの暗号資産クロノス(CRO)は、同取引所がコカ・コーラと提携して「FIFAワールドカップ カタール2022」を記念したNFTを発売するとのニュースを受けて、12月5日に上昇した。

リリースによると、コカ・コーラとデジタルアーティストのGMUNKが作成した1万個のNFTを発行する。NFTは、サッカーW杯カタール大会の試合中の選手の動きを「ヒートマップ」で追跡して作成されたものだ。

LINE NFT、「LINEスタンプ付きNFT」の提供開始

LINEのブロックチェーン事業などを担うLINE Xenesisは12月5日から、NFT総合マーケットプレイス「LINE NFT」において、「LINEスタンプ付きNFT」の提供を開始した。

LINEスタンプ付きNFTは、保有していることで数量限定のLINEスタンプをダウンロードできるようになるNFT。数量限定のLINEスタンプは、LINE史上初という。

ビットコインのドミナンス低迷、投資家流出を示唆──良い方向への変化か

FTX破綻後、暗号資産市場には恐怖があふれ、暗号資産は伝統的な市場の回復基調から切り離されているほどだ。

しかし、ビットコイン(BTC)のドミナンス(市場占有率)、つまり市場全体におけるビットコインのシェアは40%程度で安定しており、市場にストレスがかかった時に急上昇した過去の実績とは相反している。

ゴールドマン・サックス、暗号資産企業の買収検討:報道

世界最大級の米投資銀行ゴールドマン・サックスは、FTX崩壊後に評価額が低下した暗号資産企業に数千万ドル(数十億円)を費やすことを検討している。ロイターが12月6日に報じた。

「iPodの父」を起用したハードウェアウォレット、Ledgerが発表

暗号資産ハードウェアウォレットメーカーのLedgerは12月6日、iPodの開発者として知られ、スマートホーム機器メーカーNestの共同創業者で元CEOのトニー・ファデル(Tony Fadell 氏)と提携して開発した新製品「Ledger Stax」を発表した。

パスカル・ゴーティエ(Pascal Gauthier)会長兼CEOによると、同社は新製品で、USBメモリのような外観の「Nano S」よりもスタイリッシュで機能的なデバイスを開発し、広く暗号資産ユーザーに使ってもらうことを狙った。

Oasys、前澤氏のファンドなどから資金調達──パブリックセールは半日で目標額

ゲーム特化型ブロックチェーンのOasysは12月6日、新たな資金調達ラウンドとして「Strategic Round」(戦略的投資ラウンド)を実施し、さらにパブリックトークンセールも完了させたと発表した。

アクシー・インフィニティが上昇──トレーダーは懐疑的

ブロックチェーンベースのプレー・ツー・アーン(P2E)ゲーム「アクシー・インフィニティ(Axie Infinity)」のネイティブ暗号資産アクシー・インフィニティ(AXS)が今週、2桁%の上昇で忘却の淵から抜け出した。

しかし、レバレッジ・トレーダーはAXSの17カ月ぶりの安値からの反転が長く続くかどうか懐疑的なようだ。

バイナンス、収益の90%は取引手数料:ジャオCEO

暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)は、収益の90%を取引手数料から得ていると、チャンポン・ジャオ(Changpeng Zhao)CEOがYouTubeに投稿されたTechCrunchのインタビューで語っている。

また、2020年に買収したデータサイトのCoinMarketCapから広告を削除し、読者にクリーンな体験を提供できるようにしたと述べた。

Japan Open Chainの手数料トークンを上場へ──フォビジャパンでのIEO実施に向け3社が覚書締結

G.U.Technologiesは12月7日、関連企業の日本ブロックチェーン基盤およびフォビジャパンとIEO(Initial Exchange Offering)実施に向けた取り組みについての覚書を締結したと発表した。

同社が手がける日本発のイーサリアム(Ethereum)完全互換ブロックチェーン「Japan Open Chain」の手数料トークンを2023年にフォビジャパンに上場することを目指す。その後のグローバル展開も視野に入れている。

日本初、bitbankがアクシー・インフィニティ(AXS)の取り扱い開始

暗号資産(仮想通貨)取引所ビットバンク(bitbank)は12月7日、人気NFTゲーム「アクシー・インフィニティ」のネイティブ暗号資産アクシーインフィニティ(AXS)の取り扱いを開始したと発表した。

同社によると、AXSの取り扱いは日本の暗号資産取引所では初めて。bitbankが取り扱っている暗号資産は計22種類となった。

ドージコイン、ビットコインを上回る上昇は悪い知らせか?

人気ミームコインのドージコイン(DOGE)は過去10日で40%上昇し、イーサリアム(ETH)の18%、ビットコインの8%を上回った。当記事執筆時点、暗号資産全体の時価総額は、CoinDeskのデータによると、10%増の8080億ドル(約109兆4000億円)に達した。

ドージコインの際立った上昇は、きわめて重要だ。歴史的に見て、ドージコインや柴犬コイン(SHIB)のようなミームコインの大幅な上昇は、市場全体の下落の前兆となっている。

11月の暗号資産オプション取引高、過去最高に:Deribit

Deribitから取得したデータによると、11月のイーサリアム(ETH)オプションの取引数は10月比で10%増加し、過去最高の890万枚に達した。一方、ビットコイン(BTC)オプションの取引数は17%増の77万8000枚、2021年1月に記録した過去最高に近づいた。

名目ベースのオプション取引高は5%増の255億ドル、世界の取引高の90%以上を占めた。

グレイスケール・ビットコイン・トラスト、過去最高の50%近いディスカウント率に

世界最大のビットコインファンド「グレイスケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)」は12月8日、ビットコイン(BTC)価格に対して50%近い過去最高のディスカウント率となった。

暗号資産インデックスを提供するTradeBlockによると、GBTCのディスカウント率は47.3%に達した。

スターバックス、Web3を活用したロイヤルティプログラムのβテスト開始

米スターバックス(Starbucks)は12月8日、ポイントとNFT収集、他のゲーム要素を組み合わせたリワードプログラム「オデッセイ(Odyssey)」のベータテストを開始した。

従業員や顧客を含む「少人数のウェイティングリストのメンバー」に対して、スターバックス・リワード・プログラムのWeb3拡張機能を公開。ユーザーはインタラクティブな「Journeys」を通して、ポリゴン(Polygon)ベースのNFT「Journey Stamps」を獲得できる。また「Odysseyポイント」を集め、バーチャルで行われるエスプレッソマティーニ教室、限定イベント、スターバックスのロースタリーやコーヒー農園への旅行など、今後計画される新しい特典や体験にアクセスできるようになる。

Oasys、ネイティブ暗号資産OASを5つの海外取引所に同時上場

ゲーム特化型ブロックチェーンのOasysは12月8日、Oasysの暗号資産「OAS」の取り扱いが12月12日から5つの海外暗号資産取引所で開始されると発表した。

5つの取引所は、オーケーエックス(OKX)、フォビ(Huobi)、クーコイン(Kucoin)、ゲート(Gate)、バイビット(Bybit)。

OKCoinJapan、柴犬コインを取り扱いへ

暗号資産(仮想通貨)取引所OKCoinJapanを運営するオーケーコイン・ジャパンは12月9日、2023年2月中旬から柴犬コイン(SHIB)の取り扱いを開始すると発表した。

国内では、BITPointがすでに取り扱いを開始している。

|文・編集:coindesk JAPAN編集部
|画像:Shutterstock

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