米大手VCが「ブロックチェーン講座」開始──アンドリーセン・ホロウィッツ、暗号資産領域で存在感

米国の著名ベンチャー・キャピタル、アンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)は11月8日、スタートアップを創業する者向けにブロックチェーン講座を2020年2月から始めると発表した。受講は無料。同社は2018年にブロックチェーン特化ファンド「a16z Crypto」を立ち上げており、引き続き同分野での活動を続ける。

内容は「暗号経済学」「暗号通貨ビジネスモデル」など

発表によると、講座の内容は「暗号通貨(クリプト)ネットワークとは何か、なぜ重要か」「暗号経済学(クリプトエコノミクス)」「暗号通貨ビジネスモデル」など。同分野でのスタートアップ設立を助けるもので、講義の映像はウェブで公開する予定という。

アンドリーセン・ホロウィッツはフェイスブックのデジタル通貨「リブラ」を運営するリブラ協会の会員でもある。同社は 2018年6月に3億ドル(約330億円)規模のブロックチェーン特化ファンド「a16z Crypto」を設立し、これまでに20件以上の案件に投資をしてきた。

講座の申し込みは12月6日まで受け付ける。開講日程は2019年2月21日から7週間の予定で。対象はソフトウェア開発経験のある個人だ。講義やワークショップ、ネットワーキングなどが行われる。

文:小西雄志
編集:濱田 優
写真:Andreessen Horowitzのウェブサイトから