オプティミズム(Optimism/OP)とは? 3つの特徴と今後について解説

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オプティミズム(Optimism/OP)とは?

オプティミズム(Optimism)は、イーサリアムのレイヤー2としてメインネットワークの負担を軽減させるスケーラビリティ問題を解決するために開発されたプロジェクト。ガバナンストークンのOPは、DAOによる運営の意思決定の投票に使用される。

オプティミズム(Optimism/OP)の概要

発行上限42.9億枚
承認方式
開始日2022年5月31日
中央機関Optimism Foundation
オフィシャルサイトURLhttps://www.optimism.io/
ホワイトペーパーURLhttps://community.optimism.io/
公式X(Twitter)URLhttps://twitter.com/optimismPBC

オプティミズム(Optimism/OP)の特徴

イーサリアムの問題を解消するレイヤー2プロジェクト

イーサリアムは、スケーラビリティ問題と呼ばれるガス代(手数料)の高騰、処理の遅延などの問題を抱えている。この問題を解決する一つのアプローチがオプティミズムのレイヤー2プロジェクトだ。レイヤー1となるイーサリアムが処理していた取引の一部をオプティミズムが引き受けることにより、レイヤー1の負荷を軽減することでスケーラビリティ問題を解決する。

取引を高速化する「Optimistic Rollup」

オプティミズムは、取引処理を高速化するためにOptimistic Rollupという技術を採用している。取引を高速化させる前提として、オプティミズムは取引に不正がないことを前提としている。オプティミズムは楽観主義という意味を持ち、不正があると疑って検証しない。不正が発覚した場合は後からそれを検証し、取り消す仕組みを取っている。検証・証明の前提を変えることにより、オプティミズムは取引の高速化と手数料の減少に成功している。

デジタルガバナンスの「Optimism Collective」を採用

オプティミズムは新しいデジタルガバナンスの「Optimism Collective」を採用している。企業、コミュニティ、ネットワークの参加者全員に有益となる公共の利益に貢献した人たちを対象に報酬を与える仕組みを形成している。

オプティミズムのガバナンスは「Token House」と「Citizens’ House」の2つに分かれており、Token HouseはガバナンストークンのOPを使用したDAOの意思決定、Citizens’ Houseはオプティミズムの公共の利益に貢献した人を後から評価し、報酬を決定する仕組みとなっている。

オプティミズム(Optimism/OP)の歴史

オプティミズムは、非営利組織であるOptimism Foundationによって主導されたプロジェクトである。イーサリアムと同様に寄付金と助成金によって賄われている。2022年5月31日にOPのエアドロップが行われた。

日本にはエアドロップから1年以上の間は上場していなかったが、2023年11月にバイナンスジャパンで取り扱いを開始。翌月の12月にはbitbankで取り扱いが開始された。

オプティミズム(Optimism/OP)の今後

レイヤー2プロジェクトの競合の存在

オプティミズムのレイヤー2と呼ばれる概念は、すでにいくつかの競合が存在するほど広く知られている。例えば、レイヤー2プロジェクトの中でも最もシェアが大きいポリゴン、国内取引所のbitbankに同時期に上場したアービトラムもイーサリアムのレイヤー2プロジェクトである。

オプティミズムの強みはOptimistic Rollupによる取引の高速化、DAOのデジタルガバナンスの独自性が挙げられるが、現在の時点で競合プロジェクトに対する決定的な差別化はできていない。今後、レイヤー2プロジェクトとして頭角を現わせるかどうかが注目される。

楽観主義におけるセキュリティに対する不安

オプティミズムの楽観主義は、セキュリティと両立していなければ、高速で取引が処理できるとしても不安が残る。実際にオプティミズムは2022年6月9日に約23.4億円に相当する2,000万OPが不正取得されたことがある。原因を解明すると問題は送金をしたWintermuteにあり、オプティミズムに問題はなかったと結論付けられたが、今後もオプティミズムのセキュリティに対する不安が広がると価格に影響する可能性がある。

オプティミズム(Optimism/OP)の購入方法

OPは、国内取引所ではbitbankバイナンスジャパンで購入できる。海外取引所でも購入可能であるが、CoinDesk Japanでは、金融庁に登録された国内の仮想通貨取引所で暗号資産を購入することを推奨している。

|文・編集:CoinDesk JAPAN編集部

|トップ画像:オフィシャルサイトより