【US市場】ビットコイン、FOMC前に2万3000ドルを割る

最新価格

●CoinDesk Market Index(CMI):1,065.79、-5.0%
●ビットコイン:22,722ドル、-4.5%
●イーサリアム:1,555ドル、-5.4%

●S&P500:4,017.77、-1.3%
●ゴールド:1,923ドル、-0.3%
●米国10年債利回り:3.55%、+0.0

市場動向

(CoinDesk Research)

ビットコイン(BTC:24時間で4%以上の下落となり、2万2700ドル付近。29日の2万4000ドル付近を大きく下回っている。暗号資産ファンドは先週、過去6カ月で最大となる1億1700万ドルの純流入となり、ビットコインファンドがそのほとんどを占めた。

イーサリアム(ETH:24時間で約5%下落し、1560ドル付近。イーサリアム/ビットコイン(ETH/BTC)レシオは、2カ月連続の下落傾向にある。

ザ・サンドボックス(SAND:メタバーストークンのザ・サンドボックス(SAND)は、2月14日に予定されているアンロックを前に年初から上昇している。24時間では約11%下落し、0.71ドル付近だが、年初からは86%上昇している。

ドージコイン(DOGE:ツイッターが決済システムを開発しており、暗号資産も視野に入れているとフィナンシャル・タイムズが伝えた後、一時0.09ドルまで上昇したが、24時間では2%下落して、0.08ドル付近。

株式市場:株式市場は下落。ナスダックは約1.9%、S&P500は約1.3%、ダウ平均は0.7%下落した。

市場分析

(Glassnode)

ブロックチェーン分析企業のグラスノード(Glassnode)によると、ウォレットから取引所へのビットコインの純流入が1月22日以降、増加している。取引所への移動は、投資家の売却意図を反映した弱気シグナルであることが多い。

クジラ(大口保有者)の取引所への預け入れは、ここ数週間減少しており、これだけを見れば強気シグナルとなるが、相対的には引き出しを上回っている。

過去を見ると、純流入/純流出は波状的に動く傾向があり、現状は投資家の売りを必ずしも示すわけではないが、大口投資家の今後の行動を予見している可能性がある。

ビットコインの取引所への移動が増加すれば、大口保有者は売却の準備を進めていると見ることができ、価格下落につながる可能性がある。とはいえ、動きはまだ初期段階だ。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk
|原文:Crypto Markets Today: Bitcoin Dips Below $23K Ahead of Fed’s Meeting